榛名湖(高崎市)の結氷が進まず、榛名湖利用安全協議会(鹿野宏会長)は、ワカサギ穴釣りのための氷上オープン中止を決めた。昨シーズンに続く中止。ワカサギの氷上釣りは冬の最大の収入源だけに、湖畔の観光業者は肩を落としている。
同協議会によると、氷上オープンには厚さ15センチ以上の締まった氷が必要。最低気温が氷点下15度程度の冷え込みで氷が成長するが、今冬は同10度以下になる日も続かなかった。例年なら一番寒さが厳しくなるはずの1月下旬も、春を思わせる陽気となった日があったという。
前橋地方気象台の観測データによると、湖畔に比べ標高が約900メートル低い高崎市上里見町で1月下旬に、最低気温の平均が氷点下2・0度と平年に比べ1・1度高く、最高気温は12・5度と4・4度も高くなっている。
このため2月になっても湖の東側3分の1が凍らず、結氷部分も人が乗れるような状態まで成長しなかった。近年では、07年も全面結氷せずに中止。昨年も氷上オープン日を決めた後に暖かな日が続き、2度の延期の末、オープンを断念した。
榛名観光協会榛名湖支部の小林信彦支部長は「榛名湖の氷上釣りは簡単でファミリーに人気がある。天候のこととはいえ、心待ちにしていたファンの方に申し訳ない思いだ。2年連続の中止で、今後の誘客への影響が心配だ」と話している。
【毎日新聞より】
あんな氷の上に穴をあけてジ~ッとして釣るワカサギ釣りがどうして人気があるのか、寒がりな私は、つい思ってしまうのですが。
やった人は、本当におもしろいと言ってました。