瞳孔は、虹彩の中央にある穴で、虹彩の筋肉の働きにより大きくなったり小さくなったりする。これは、カメラの絞りと同じく、網膜に当たる光の量を調整する働きをする。すなわち、明るい場所では瞳孔が小さくなり(縮瞳 しゅくどうという)、暗い場所では瞳孔が大きくなる(散瞳 さんどうという)。ヒトの場合、おおむね2mm~6mmの間で大きさが変化する。また、驚いたときなど、心理的理由によっても瞳孔が大きくなることがある。
なお、目や神経の異常により、異常に縮瞳・散瞳したり、縮瞳・散瞳したままになったり、両目で瞳孔の大きさが異なる(瞳孔不同という)ことがある。
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ブドウ膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)