6月11日19時12分配信 ロイター
[東京 11日 ロイター] 金融庁は11日、地域銀行(地方銀行64行、第二地方銀行46行、埼玉りそな銀行の計111行)の2007年3月期の不良債権比率は4.0%で、前年同期の4.5%より減少し、ピーク時の2002年9月期の8.3%から半分以下に減ったと発表した。
2007年3月期の不良債権残高は、前年比0.9兆円減少の7.8兆円。残高ベースでも、ピーク時の2002年9月期の15兆円から半減に近い水準になった。
また、2007年3月期の自己資本比率は10.4%で、前年同期の9.8%より改善。地域銀行の平均自己資本比率が10%台にのったのは初めて。
2007年3月期の貸出金は前年比5.1兆円増加の192.5兆円だったが、当期純利益は不良債権処分増が増加したことから20.9%減の8052億円だった。
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