自宅でヘアカラーする人のためのセットがこのところ、売れに売れている。英スーパー大手アスダのアンディ・ボンド社長はそう言う。スネークスキンのブーツで決めた美容師たちはあちこちで、わなわな震えている。そしてそれは、減収が心配だからだけではないようだ。
英国のカリスマ美容師ニッキー・クラークもその一人。「プロの美容師なら誰でもそうだと思うけれども、ホームカラーのせいでひどいことになってしまったヘアスタイルをあちこちで見た。カットもそうだし、ヘアカラーも。見た目もひどいし、結局のところ出費という意味でも悲惨なことになりがちです」
ロンドンで美容院5軒をもつトップ美容師チャールズ・ワージントンは特に、「くっきり2色」に染め分けられた髪にゾッとするのだそうだ。「毛根から毛先までブラウンを繰り返し入れ続けるとどうなるかというと、毛先は真黒で根元は茶色という2色ヘアになってしまう」
こういう悲惨なことになったとしても、「災害管理」のノウハウはある。たとえば、ヘアケア商品ブランド「ジョン・フリーダ」のカラーコンサルタントを務めるニコラ・クラークが、その専門家だ。「自分で毛の根元を染めようとすると、悲惨なことになってしまう。脱色剤と染料をうまくのせられないと、まだらに黄色やオレンジが出てしまったりする」のだそうだ。けれどもニューヨークの美容師ジョン・マスターズの話はもっと悲惨だ。「一番ひどいのは、聞いた話だが、脱色剤を髪にのせたまま眠りこけてしまった人の話だ。髪がごっそりポッキリ折れてしまったらしい」
(フィナンシャル・タイムズ 翻訳gooニュース)
イギリスでは自宅でのヘアカラーが主流になりつつあるそうです。
自分でヘアカラーするときは、ムース銀塩カラー 豊染花のような安全で使いやすい製品を使いたいものです。
痛々しい失敗談もあるみたいです。