長崎県諫早市沖の諫早湾で、大量の養殖アサリが死滅しているのが分かった。地元漁民は「7月の豪雨で国営諫早湾干拓事業(諫干)の排水門から大量の淡水が排出されたのが原因だ」と指摘。県資源管理課は「被害が確認できれば調査を検討したい」としている。
諫早湾沿岸には計約90のアサリ養殖業者があり、一部ではほぼ全滅したという。潮受け堤防の北部排水門に近い小長井町漁協の松永秀則理事(55)の養殖場(約7000平方メートル)は口を開けたアサリで埋まり、強烈な腐敗臭が漂っていた。県は諫干の調整池にたまった雨水を排水するため、7月に北部排水門を計10日間開放しており、松永理事は「アサリが淡水をかぶる結果になった」と憤った。
同漁協では07年8月にも約1200トンのアサリ大量死があり、約3億円の損害が出た。今回の死滅について県資源管理課は「(排水との因果関係も含め)現時点で原因は何とも言えない」としている。
<毎日新聞ニュースより>
アサリっておいしいですよね。今年潮干狩りにいってきて、とても楽しかったのですが、アサリが大量死なんて、ショックです。これからスーパーに出回らなくなってしまったらどうしよう。