6月28日8時0分配信 産経新聞
三井住友海上火災保険や損害保険ジャパンなど損害保険大手5社は27日、都内などで株主総会を開いた。いずれの総会でも冒頭、社長が保険金不払いなど一連の不祥事の原因について説明したうえで、株主に対して陳謝した。
保険金不払いをめぐり金融庁から今年3月、一部業務停止処分を受けた日本興亜損害保険の株主総会には135人が出席した。冒頭、兵頭誠社長が行政処分に至った経緯を説明。全役員が起立して株主に向かい陳謝した。株主からは役員の責任を追及する意見が出たが、兵頭社長は「再発防止に向けて取り組んでいきたい」と語った。
三井住友海上の株主総会には約310人が出席。同社は昨年6月、金融庁から医療保険などの無期限販売停止処分などを受けたが、今年2月に処分が解除された。江頭敏明社長はこれまでの再発防止策の取り組みを挙げて、「新しく生まれ変わった」と強調した。このほか、損保ジャパン、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が同日、株主総会を実施した。
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